丸の内からオペラ文化を発信するオペラ合唱団

丸の内フェスティバルシンガーズ


2024年オペラ公演《カルメン》G.Bizet

 奔放に生きるカルメンと、家族愛と規律を重んじる実直な兵士ホセ、出会うべきでなかった二人が出会ってしまった末の悲劇。オペラ「カルメン」はこの破滅的なストーリーをスペインの生き生きとした彩りあふれた楽曲で綴る天才作曲家G.ビゼーの傑作です。

 丸の内交響楽団と丸の内フェスティバルシンガーズは毎年春のクラシックの音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ東京」でオペラハイライトをお届けしています。本年のイベントテーマは「ORIGINES」(オリジン~起源、ルーツ)。現代音楽にも多大な影響を与えた「カルメン」はまさにテーマ「ORIGINES」に相応しい作品として取り上げました。本ハイライト上演では名シーンをナレーション付きで分かりやすく、楽曲の彩りをそのままにお贈りします。

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<総監督・指揮>

総監督・指揮 岸本 祐有乃

 東京大学大学院にて免疫学研究に従事後、東京芸術大学音楽学部指揮科へ入学、その後ウィーン国立音楽大学オーケストラ指揮科へ入学。在欧中ウィーンフォルクスオーパー、マリインスキー歌劇場等各地で研鑽を積む。2015年スペインコルドバ国際指揮者コンクール第3位、東京ソナーレピアノコンクール特別賞受賞

<キャスト>

カルメン 堀 万里絵  メゾソプラノ

 国立音楽大学声楽科卒業。二期会オペラ研修所第51期マスタークラス修了。修了時に優秀賞、奨励賞受賞。新国立劇場オペラ研修所第11期修了。ビゼー『カルメン』タイトルロール、モーツァルト『フィガロの結婚』ケルビーノ役など、オペラ作品や様々なコンサートへの出演、宗教曲のソリストも努める

ドン・ホセ 志田 雄啓  テノール

 東京藝術大学卒業。同大学院オペラ科博士課程を修了し博士号(音楽)を取得。第74回日本音楽コンクール声楽部門第1位。松下賞。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。2022年9月に新国立劇場で開催されたオペラ「日蓮」にて日蓮役を演じ好評を博す

エスカミーリョ 寺田 功治 バリトン

 東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。英国ギルドホール音楽演劇学校から奨学金を受け大学院修士課程オペラコース修了。これまで小澤征爾氏と度々共演。国内外のコンクールで数々の賞を授受している

ナレーション 青木裕子

 社団法人軽井沢朗読館館長、朗読家、元NHKアナウンサー、軽井沢町立図書館顧問兼名誉館長。1973年、津田塾大学国際関係学科卒業後NHKに入局。「スタジオ102」「NHKニュースワイド」「おはようジャーナル」「くらしのジャーナル」などでキャスターやリポーターをつとめ、テレビラジオで活躍。後年はラジオ第一放送「ラジオ文芸館」「ラジオ深夜便」で朗読番組の制作・朗読をライフワークとし、軽井沢に私費で建てた「軽井沢朗読館」の館長を勤める。朗読や音声表現の楽しさを広める活動を国内外で行っている。日本文藝家協会会員、著作「軽井沢朗読館だより」「朗読ワークショップ」(アーツアンドクラフツ)

民衆・衛兵・密輸団 丸の内フェスティバルシンガーズ

<ソプラノ>

新井まり子 荻山由紀子 座光寺祐子 佐藤和加子 鈴木康子 田島利枝 尾藤修子 堀田奈保子 松本浩子 

<アルト>

江口ますみ 佐竹由帆 鈴木由香 千本ゆりか 田窪美知子 中西鏡子 村山幸恵 森山友歌 吉見世始子

<テノール>

南里卓也  八田智明

<バス> 

川上和哉  地主光太郎  向原通隆

<指導スタッフ>

合唱指導

浪川佳代  古澤利人


稽古ピアノ

金子渚  鹿野千里  八木智子  大嶋千暁   



2023年オペラ公演《フィデリオ》L.V.ベートーヴェン

世田谷区代沢芸術祭、 ラ・フォル・ジュルネ東京丸の内エリアコンサート・マルキューブ公演は共に満員のお客様にお楽しみ頂くことができました。ご来場誠にありがとうございました

 ベートーヴェンのオペラ『フィデリオ』は、自由と愛の力を称揚する感動的な物語。主人公のレオノーレは、夫であるフロレスタンを政治的な陰謀で投獄された刑務所へ男装して潜り込み、彼を救うために奮闘します。熱意と情熱に満ちた音楽は、ドラマティックな展開を力強く、また、レオノーレとフロレスタンの「愛」のテーマは、繊細な旋律と美しいハーモニーで表現されています。

 本公演では、『フィデリオ』の中でも特に印象的なシーンを演奏します。レオノーレがフロレスタンを救うために歌う「愛の歌」や、二人の再会の場面などの感動的な場面は特に見どころ・聴きどころです。 また、ナレーターによる進行は、レオノーレとフロレスタンの愛と自由への闘いが、現代社会においても通じる普遍的なメッセージであることをお伝えすることができるでしょう

フロレスタン 芹澤佳通 テノール 国立音楽大学およびボローニャ国立音楽院卒業。第38回イタリア声楽コンコルソ「ミラノ大賞」(第1位)など受賞歴多数。2015年には小澤征爾氏と、そして2021年にはリッカルド・ムーティ氏とそれぞれソリストとして共演。二期会会員

レオノーレ 小暮沙優 ソプラノ 東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。昭和音楽大学大学院博士後期課程修了、博士号取得。2018年にソプラノ・ドラマティコに転向、METをはじめ主要な歌劇場の音楽スタッフから非常に高い評価を受ける。執筆・楽曲制作活動にも注力する。NHK「若冲を発見したアメリカ人」主題歌担当。二期会会員

マルツェリーネ 浪川佳代 ソプラノ 洗足学園音楽大学声楽科を首席で卒業。同大オペラ研究所、二期会オペラ研修所マスタークラス修了。世界オペラ歌唱コンクールアジア予選ファイナリスト。芸術インターンシップ在外研修員としてミラノに留学。オペラ「ワルキューレ」「メリーウィドー」等に出演。二期会会員 

ドン・フェルナンド 平尾 啓 テノール 慶應義塾大学理工学部卒業、同大学院修了。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了。畑中良輔、G.コスタンツォ、渡辺康に師事。歌劇「ナブッコ」「カルメン」「源氏物語」等に出演。藤原歌劇団団員、日本オペラ協会会員。アイ・ピー・ファイン株式会社取締役副社長

ナレーション 山田亜寿香 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。演奏活動と並行してナレーターとして活動、耳に心地よい司会、優しい声の朗読で好評を得る。 自ら脚本を作り、ナレーションをつけ音楽と物語を融合し、親しみやすいクラシック音楽を目指し活動中

 

囚人・民衆 丸の内フェスティバルシンガーズ

<ソプラノ>

小林 千恵子   座光寺 祐子   佐藤 和加子   尾藤 修子   堀田 奈保子   八巻 法子

<アルト>

江口 ますみ   佐竹 由帆   千本 ゆりか   田窪 美知子   二見 房子   村山 幸恵   山本 輝美

<テノール>

江原 正規   赤銅 恭太   高橋 輝晃   田中 俊一(囚人1)

<バス> 

佐藤 武    地主 光太郎(囚人2)   中川 淳一郎   八田 智明   向原 通隆   栁沼 壽   遊橋 敏典

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2022年池袋公演:オペラ《椿姫》

<公演延期のお知らせ>

2022年7月10日の「椿姫」ハイライト公演(於:池袋西口公園グローバルリングシアター)は関係者よりコロナ感染者が複数名出たため急遽延期となりました。再演は本年秋以降を予定しています。突然の延期にお客様や関係者の皆様へ多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます


2019年LFJ公演(Tokyo): オペラ《椿姫》

丸の内フェステイバルシンガーズと丸の内交響楽団共催による2019年のオペラ「椿姫」ハイライト3公演は盛況のうちに幕を閉じました。東京国際フォーラム公演、丸ビルマルキューブ公演ともに会場を埋め尽くさんばかりのお客様より、情熱的でありながらも切ないこの恋愛劇に大きな拍手をいただきましたことを出演者一同感謝申し上げます


2019年LFJ公演(Nantes) : オペラ《椿姫》

丸の内フェスティバルシンガーズ(MFS)は2019年1月末フランス・ナント市で開催されている”本家”ラフォルジュルネ音楽祭(LFJ)に招待され、日本のアマチュア団体として初めて出演いたしました。 東京と同様に舞台を360度囲む客席は満席で、聴衆の皆さんからは熱く、温かい拍手をいただき出演者一同感無量でした。

 本公演とは別にナント市にあるサンジャケ病院(Hôpital Saint-Jacques)リハビリ施設でのアウトリーチ公演では、肢体に障害のある患者さんたちに大勢集まっていただき喜んでいただきました。患者さんの一人ひとりが熱心に聴き入る姿や、彼らの熱い視線を浴びて、私たちの胸には忘れられない思い出として刻まれました。 この模様は現地フランスを含めざまざまなメディアに取り上げられました。その中から、日本のWEB版「ぴあ」をご覧ください ↓↓↓↓↓

https://www.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_a4f8cb9d-9cc9-4256-bde3-19b78fe24f15.html?fbclid=IwAR3VAybQwNQEFwpUfly7xFCN6bVc3NEA3xwL4aF5_UhGDzDIpAwxCL1y9k4

 

MFSは、音楽ファンに無料で本物のオペラを楽しんでいただくコンセプトを志向しています。MFSの手がけるオペラ公演は、プロフェッショナルを招いたオーケストラ付の本格的なオペラ。こうした演奏を無料で提供することによって、新たにオペラの楽しさに目を開かれる聴衆が生まれることを願っています


2018年LFJ公演 : オペレッタ《天国と地獄》

丸の内フェステイバルシンガーズと丸の内交響楽団共催によるオペレッタ「天国と地獄」(オッフェンバック作曲、原題:地獄のオルフェ)3公演は盛況のうちに幕を閉じました。キオスクステージでは2000人を超えるお客様で会場が埋め尽くされ、ギャロップの場面では曲に合わせで大きな手拍子までいただき、出演者一同大感激でした。これからもMFSではラフォルジュルネ音楽祭を中心に皆様に楽しいオペラをお届けいたします


2017年LFJ公演 : オペレッタ《こうもり》

丸の内フェステイバルシンガーズと丸の内交響楽団共催によるオペレッタ「こうもり」3公演(代沢音楽祭、ラフォルジュルネ音楽祭の東京国際フォーラム公演・丸の内オアゾ公演)は盛況のうちに幕を閉じました。ご来場いただいたお客様、ご支援をいただいている方々に心から御礼を申し上げます。これからもMFSではラ・フォル・ジュルネ音楽祭を中心に皆様に楽しいオペラをお届けいたします

詳しくはこちらの情報をご覧ください。


2016年LFJ公演 : オペラ《魔弾の射手》

2016年丸の内オペラシンガーズは丸の内交響楽団とのコラボレーションで、代沢音楽祭2016 (4月30日) と ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016 (5月3日) にて、ウェーバー作曲オペラ《魔弾の射手》ハイライトを公演いたしました。詳しくはこちらをご覧ください


2015年LFJ公演 : オペラ《アイーダ》

2013年のオペラ《カルメン》、2014年の《魔笛》に続き、2015年はヴェルディの代表作《アイーダ》をラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015にて上演しました。 オアゾ公演ではフロア一杯に合唱、オーケストラ、ソリストが埋め尽くし、素晴らしい音響のなか、立錐の余地もない観客の皆様を魅了しました。 キオスクステージでは、広い舞台を縦横に使い、華麗で可憐なバレエも鮮やかに、まさにグランドオペラの真骨頂をご披露できました。 アマチュア合唱・オーケストラでありながらラフォルジュルネ音楽祭の大舞台で本格的なオペラを上演するのは、会期中(プロの有料公演含む約300公演)当団体のみです。 このユニークな取組みが評価され、毎年楽しみに会場を訪れる音楽ファンも増えてきています。 これからも、皆様のご期待に沿えるよう、よりよい演奏を目指してまいります


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